勝つんだ、何としてでも ~ウェストランカシャーダービー~
遂に、長い間待ち望んだ日があと一日まで迫ってきました。
ブラックプール対プレストン・ノースエンド、ブルームフィールドにて、8年ぶりのウェストランカシャーダービーです。
近年の両クラブ
リーグ戦での対戦は11年ぶりとなる。09/10シーズン、ブラックプールがPLへ昇格して以降、この2クラブがリーグ戦で顔を合わせることはなかった。
10/11シーズン、ブラックプールのチャンピオンシップ降格と同時にプレストンもリーグ1へ降格。14/15シーズン、プレストンがチャンピオンシップ復帰を果たすと同時にブラックプールはリーグ1へ降格。そして、昨シーズンブラックプールがチャンピオンシップ復帰。
87分、リー・ホルムズのフリーキックを頭で合わせたのは加入したばかりのトム・クラーク。後に長い間クラブキャプテンを務めることとなるこの男は、このゴールで勝利を手繰り寄せるとともに、文字通りレジェンドステイタスを手にした。
リーグ戦での勝利は2008年まで遡る。
アダム・ハミルに先制を許すも、クリス・ブラウンの2ゴール、ニール・メラーのヘッダーで勝利を収めている。メラーのセレブレーションがこの試合の重要性を物語っているだろう。
ダービーでの印象深い瞬間を纏めた公式Youtubeの動画となる。
Tangerines and Lilywhites - a history of the West Lancashire derby - LancsLive
これまでの2クラブの歴史を纏めたLancsLiveの記事となる。
マッチプレビュー
ダービーを経験した選手はいない。
プレストンのトップチームに在籍した選手は1人。クリス・マクスウェル(ただし怪我のため欠場濃厚)。リース・ジェームズはアカデミー時代所属した経験をもつ。
このところ好調で、前節はレディング相手に69分から3点をもぎ取り2-3の大逆転勝利を収めた。
クリス・マクスウェル、シェイン・レイヴァリーが欠場濃厚。
CJ・ハミルトン、グラント・ウォード、リース・ジェームズ、マティ・ヴァーチューは前節欠場し、不透明な状況。
ダービーを経験した選手は3人。前回対戦ではデクラン・ラッド、ポール・ハンティントンがプレストンの選手として出場し、トム・バークヒズンがブラックプールの選手としてメンバー入りしている。
元ブラックプールの選手は2人。前述のバークヒズン(アカデミー出身でもある)とブラッド・ポッツ。
ドローが続いて7試合勝利がなかったものの、前節コヴェントリー相手に逆転勝利を収めた。
チェド・エヴァンズ、マシュー・オロサンデが欠場濃厚。
ショーン・マグワイア、アリ・マッキャンが復帰予定。
ストライカー対決
ブラックプール:ジェリー・イェーツ
一昨季にスウィンドン・タウンで頭角を現し、昨季ブラックプールへ加入。リーグ戦23ゴールを決め昇格に大きく貢献した。
チャンピオンシップでも実力を徐々に発揮しだしており、ここ2試合で3ゴール。レディング戦では相手のマークを外しヘディングから決勝ゴールを奪った。
プレストン:エミル・リース
昨季デンマークのラナースから加入。昨季は才能の片鱗を見せるもリーグ戦通して2ゴールだったが、2年目の今季、目に見える結果を出し始めている。
依然としてフィニッシュワークに課題を残すも、ここまでリーグ戦5ゴール。優れた機動力と足元のテクニックで相手の脅威となり続けている。コヴェントリー戦では左から一人かわしてニアへ力強いシュートを突き刺し、逆転弾を奪った。
8年ぶりのダービー。その間両クラブには様々なことがありました。互いに煽り合ってきました。ようやく両者が顔を合わせます。
誇りをかけた戦い。ゴールを決めれば瞬く間にレジェンドステイタスを手にします。英雄となります。勝利すれば、クラブの歴史に名を刻みます。私達は歴史の目撃者となります。
プレストン・ノースエンド。勝つんだ。何としてでも勝つんだ。
スタジアム:ブルームフィールド・ロード
視聴方法:プレストン・ノースエンドの試合を見るには - PNE JPN (hatenablog.com)
10/23 23:00 Kick-off