ストライカー問題
冬の移籍市場終了。
さて、補強した選手はスコット・シンクレアたった一人。前記事での私の希望が叶いましたね(笑)。めちゃくちゃ嬉しいです。早速初ゴールを決め、量産体制に入りそうな勢いです。
ただし、ストライカーの補強には失敗しました。ショーニ・マグワイアの不調が今季は目立ち、明らかな補強ポイントでしたが…
ということで、今回は残りシーズン誰がストライカーを務めて、どうやって昇格を目指していくか話していきます。
まず現在の一番手はトム・バークヒズン。
本来はサイドアタッカーの選手です。しかし現在はシンクレアの加入、そしてハロップの好調によりストライカーで起用されています。
持ち味は爆発的なスピード。前線をかき回すことができます。シュート精度も悪くなく、今季は間もなく二桁に迫る勢い。しかし背負うプレーは得意でなく、どちらかというとサイドの方で生きるプレイヤーではないかと感じています。
二番手にはデイヴィッド・ニュージェント。
他のストライカーに比べ上回っているのは2列目とのコンビネーション。かつてのスピード、ドリブルはありませんが、2列目の選手と連動して崩すというシーンが今季は多く見られます。決定力にも衰えが見られますが、未だ重要な役割を果たすことができます。先日のストーク戦では途中出場から経験を生かし各選手をリンクアップさせ、試合の流れを変えました。
続いてジェイデン・ストックリー。
2019年イングランドのプロリーグで最も多くの得点を挙げた男。現在のスカッドの中で、唯一「競る」ことを得意としているストライカーです。その競ったこぼれ球や落としからチャンスが生まれます。ボールの供給役であるポール・ギャラガーと共存することで、持ち味が発揮されます。リーグ2同様に得点を量産するのは難しい気がしますが。
そしてショーニ・マグワイア。
今シーズンは苦しんでいます。シュート数はリーグ屈指も、挙げた得点は僅かに4。ショーニが得点を挙げていれば…というシーンが今シーズンは多く。シュートまで持っていく能力は確かにあります。2シーズン前は24試合の出場で二桁得点を挙げた選手。どこかで一点取れれば、復調のきっかけを掴めるかもしれませんが…
最後にルイ・モルト。
シーズン序盤、第2節ウィガン戦で素晴らしいパフォーマンスを見せ、飛躍のシーズン到来を予感させました。しかしその1週間後に、ACLの大怪我を負ってしまうことに。今シーズン中に復帰できるかどうか不透明ですが、最終盤大きな力になってくれる可能性があります。
現在のノースエンドには、間違いなく得点を量産できる!というストライカーはいないものの、バリエーションは豊富です。如何にして得点に繋げていくか、臨機応変な対応が必要となります。そして現有戦力の奮起も必要となってきます。